機械時計の精度を安定させるポイントは何ですか?
ゼンマイの巻上げが十分な状態でご使用ください。巻上げが不十分だと精度が安定しません。手巻式の機械時計なら毎日同じ時間に巻上げ、自動巻き時計なら毎日携帯することで精度が安定します。止まった状態からそのまま腕に着けたり、単に時計を振っただけでは十分にゼンマイが巻き上がらず、本来の精度を保つことができません。
また、自動巻き時計の回転錘(ローター)は補助的にゼンマイの戻りを補っているので、着用者個々の生活習慣により、特に運動量が少ない方ではゼンマイの巻上げ不足がちになり、止まりや遅れの原因になることがあります。着用前に手でリュウズを30~40回転させ、ゼンマイを十分に巻き上げてください。
※リューズ1回転は、リューズを360度回転させることを意味します。